甲武信鉱山山域の中でも最上部にあたる含金石英脈や柘榴石が住友金属鉱山によって採掘された場所の水晶。 採掘当時は索道によって町田市休暇村の近くまで運ばれ、川向の貯鉱跡には今でも含金柘榴石が放置されている。
この貯鉱跡では数センチに及ぶホセ鉱(自然金を伴う)が採集されたと聞くが、自分は実物を見ていない。6センチ程度の日本式双晶が採集されたという話もある。 私が見たホセ鉱は少し灰色味を帯びた色彩トーンの低い灰鉄輝石に粒状に含まれていた。
この住友金鉱採掘跡の石英脈は大小様々な晶洞を有し、30センチはある菱形の方解石結晶や6センチ程度の草入り日本式双晶、1センチまでの草入り日本式双晶が無数についた群晶、2センチ程度の白色半透明の美しい灰重石結晶、チタン石付き水晶、氷長石双晶など鉱物コレクターにとって魅力的な標本を数多く産した。
この標本は最上部の坑道と中段の坑道の連絡部分の石英の破砕部の晶洞から産したもので、抜群の透明感と結晶の美しさがとても魅力的。
緑色の角閃石族がインクルージョンとして含まれており、いわゆる草入り水晶の類である。
最大の結晶約4センチ
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